
二日酔いを早く治す特効薬はありません。いちばん大事なのは、水分(できれば経口補水液やスポーツドリンク)をとって、体を休めることです。食べられるなら、おかゆやうどん、果物など消化にいいもので、エネルギーを少し補います。「迎え酒」は症状をごまかすだけで、かえって体に負担をかけるのでやめてください。
この記事では、二日酔いの原因、症状別の対処法、飲む前・飲んでいる間にできる予防をまとめました。
二日酔いの原因
- アセトアルデヒド:アルコールが分解されるときにできる物質で、頭痛や吐き気の原因になります。
- 脱水:アルコールには尿を増やす働きがあり、体の水分が失われます。
- 胃の荒れ:アルコールが胃の粘膜を刺激します。
- 低血糖:アルコールの分解で肝臓が忙しくなり、血糖が下がりやすくなります。
- 睡眠の質の低下:お酒を飲むと眠りが浅くなります。
症状別の対処法
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| のどが渇く・だるい | 水分を少しずつ。経口補水液やスポーツドリンクがおすすめ |
| 吐き気 | 無理に食べない。水分を少量ずつ。落ち着いたら消化のいいものを |
| 頭痛 | 水分をとって安静に。痛み止めを使うなら薬剤師に相談 |
| 胃のむかつき | 脂っこいもの、刺激の強いもの、コーヒーを控える |
食べられるならおすすめのもの
- おかゆ、うどん、雑炊
- みそ汁、スープ(水分と塩分がとれる)
- バナナ、りんごなど食べやすい果物
痛み止めの注意
市販の痛み止めの中には、胃を荒らしやすいものや、アルコールが残っているときの使用に注意が必要なものがあります。使う前に、薬局で薬剤師に相談してください。
やってはいけないこと
- 迎え酒:酔いで症状を感じにくくするだけで、体へのダメージは増えます。
- サウナや激しい運動で汗を出す:脱水が進み、危険です。
- まだお酒が残っているのに運転する:二日酔いの朝は、アルコールが体に残っていることがあります。
すぐに受診・救急車が必要なとき
- 吐き続けて水分がとれない
- 呼びかけへの反応が鈍い、意識がおかしい
- 吐いたものに血が混じる
- 強い腹痛がある
飲んだ当日に、意識がない、呼吸がおかしい、体が冷たい、といった場合は急性アルコール中毒の可能性があるので、迷わず119番してください。
二日酔いを防ぐには
- 飲む量を決める:結局、これがいちばん効きます。
- 空腹で飲まない:食べながら飲むと、アルコールの吸収がゆるやかになります。
- お酒と同じくらいの水を飲む:合間に「やわらぎ水(チェイサー)」を。
- 早めに切り上げる:寝るまでに分解する時間をつくります。
正直、二日酔いになってからできることは少なくて、「前の晩にどれだけ飲んだか」でほとんど決まってしまうと思います。
元の記事では、二日酔いに効く食べ物としていろいろな食材を紹介していましたが、はっきりした根拠のあるものは少ないので、ここでは水分・休養・消化のいい食事という基本に絞りました。
まとめ
- 二日酔いの原因は、アセトアルデヒド、脱水、胃の荒れ、低血糖、睡眠不足
- 対処の基本は水分と休養。食べられるなら消化のいいものを
- 迎え酒、サウナ、残ったアルコールでの運転は危険
- 予防は「量を決める・食べながら・水と一緒に・早めに切り上げる」
アルコールが抜ける時間の目安はアルコール分解の時間の記事、お酒の適量はお酒の種類の記事、水分のとり方は脱水の記事にまとめています。
参考:厚生労働省 e-ヘルスネット/厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」





