青汁と葉

青汁(ケールの粉末)は、食品成分表で100gあたり食物繊維28g、ビタミンK 1,500μgなど、栄養がぎゅっと詰まった食品です。ただ、1回に飲む量は数gなので、野菜の代わりになるほどの量はとれません。便秘やダイエットへの効果も、青汁だけで大きく期待できるものではなく、「野菜が少ない日の補い」と考えるのがちょうどいいと思います。

この記事では、青汁の栄養と、ダイエット・便秘への効果のどこまでが確かなのか、飲むときの注意点をまとめました。

青汁(ケール粉末)の栄養

食品成分表の「青汁 ケール」(粉末)の値です。商品によって原料や量が違うので、1回分は約3gとして計算しています。

成分 100gあたり 1回分(約3g)
エネルギー 312kcal 約9kcal
食物繊維 28.0g 約0.8g
カリウム 2,300mg 約69mg
カルシウム 1,200mg 約36mg
β-カロテン当量 10,000μg 約300μg
ビタミンK 1,500μg 約45μg
ビタミンC 1,100mg 約33mg

100gあたりで見るとすごい数字ですが、1回分にすると、食物繊維は約0.8gです。生のキャベツ50g(約0.9g)と同じくらいなので、「青汁を飲めば野菜はいらない」とはなりません。

青汁の効果はどこまで確か?

  • 便秘:食物繊維を少し足せるので、野菜が少ない人にはプラスになります。ただ、1回分で約0.8gなので、食事の食物繊維を増やすほうが効果は大きいです。
  • ダイエット:1回約9kcalと低いので、甘い飲み物の代わりにはなります。青汁そのものにやせる働きがあるわけではありません。
  • 機能性表示食品の青汁:難消化性デキストリンなどを加えて、「食後の血糖値の上昇をおだやかにする」などと表示している商品もあります。これは加えた成分についての表示です。

飲むときの注意点

  • ワルファリンを飲んでいる人:血をかたまりにくくする薬のワルファリンは、ビタミンKで効き目が弱くなります。ケールの青汁はビタミンKが多いので、飲む前に必ず医師や薬剤師に相談してください。
  • 腎臓の病気がある人:カリウムが多いので、制限がある人は医師に相談してください。
  • 甘味料や果汁が入ったもの:飲みやすくするために、糖分が加えられている商品もあります。表示を確認してください。

正直、青汁は「飲んだから野菜はいいや」となってしまうと逆効果だと思います。野菜を食べたうえで、足りない日に1杯、くらいがちょうどいい使い方です。

よくある質問

ケール・大麦若葉・明日葉、どれがいい?

原料によって栄養や味が違います。成分表にあるのはケールの値だけなので、ほかの原料は商品の栄養成分表示を見て比べてください。飲みやすさで選ぶのがいちばん続きます。

1日に何杯まで?

商品の表示に書かれた目安量を守ってください。たくさん飲むと、おなかがゆるくなることがあります。

まとめ

  • 青汁(ケール粉末)は栄養が濃いが、1回分は数gで量は少ない
  • 1回分の食物繊維は約0.8g。野菜の代わりにはならない
  • ワルファリンを飲んでいる人は、ビタミンKが多いので必ず相談を
  • 野菜が少ない日の補いとして使うのがおすすめ

食物繊維の多い食べ物は食物繊維が多い食べ物一覧、腸内環境については善玉菌を増やす食べ物の記事にまとめています。

参考:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」/国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報/消費者庁 機能性表示食品制度