大阪の岸和田といえば、やんちゃなイメージです!
なぜかというと、岸和田だんじり祭のイメージが強いからですね。
今回はその岸和田だんじり祭をご紹介するのですが、
だんじり祭で事故やケンカが多発しているというのです。
更には死者まで出たというから穏やかではありませんね。
その真相はどうなっているのでしょうか?
岸和田だんじり祭りって?
大阪府岸和田市で毎年9月に行われるのが、だんじり祭りです。
御存知の通り、だんじり(地車)で岸和田城下を
ものすごいスピードで駆け抜けていくのがこのお祭りの醍醐味です。
また、その曲がり角ではどれだけスピードを落とさずに回れるかという
「やりまわし」が人気で、見物客もここが一番多いのではないでしょうか?
全国各地様々な祭りがありますが、ここまで迫力があるのは、
岸和田だんじり祭り特有です。
それだけに、見るほうも盛り上げるほうも楽しいと思いますが、
実際には安全面はどうなのでしょうか?
岸和田だんじり祭で事故やケンカが多発?
岸和田だんじり祭の醍醐味と言えばやはり「やりまわし」。
とても重たいだんじりをスピードを落とさずに住宅地を駆け巡り
角を曲がるのですから迫力があります。
しかし、それゆえ事故も多いのです。
2014年に起きた事故を調べてみてもその数は少なくありません。
家屋の屋根と、または塀とだんじりがぶつかったなんていう事故は多数あるようです。
また、岸和田だんじり祭は喧嘩祭りとも呼ばれるそうです。
これは以前はこの狭い路地をだんじり同士がすれ違う際、
だんじりとだんじりがぶつかって喧嘩になることが多かったとのことです。
今はだんじりの通るルートが一方通行になったため、喧嘩の数も減ったということです。
岸和田だんじり祭りで死亡事故?
この迫力ある祭りでは、曳き手(だんじりを曳く人)にしてみれば
怪我は当たり前のようです。
やりまわしをするときには何度も練習を重ねていますし
安全面にも十分考慮しています。
それでもやはりぶつかってしまったり、
飛ばされてしまったりして怪我をするようです。
2002年、その事故は起こりました。
やはり、やりまわしの所で曳き手の方が三人、
カーブを曲がりそこね、金属製の車止めに激突してしまったようです。
その時、一人の方が亡くなり、二人の方は重傷を負ったようです。
また練習中にも死者が出てしまったこともあるようです。
岸和田以外にもだんじり祭りが行われているようですが、同様に死亡事故があるようです。
安全面の確保は最重要課題ですし、廃止にするべきとの声も上がってきているようです。
岸和田だんじり祭には古い歴史があります。
毎年の風物詩として地域の人たちはこの祭りを心待ちにしていることでしょう。
しかし、人命より尊い祭りなどあるわけがありません。
伝統文化を守り受け継いでいくという思いと、
死亡者を出さないという思いとどちらも大切にして祭りを続けていけたらいいですね。