お酒の種類には、
大きく分けて3種類あります。
それが、タイトルにもある
醸造酒、蒸留酒と混成酒です。
今回、紹介するのは、
・これらは何が違うのか。
・どういったお酒がどれに該当するのか。
・健康に良いのはどれか。
・酔いにくい(二日酔いにならない)のはどれか。
です。
まずは、それぞれの「違い」について
見ていきたいと思います。
醸造酒、蒸留酒と混成酒って?
①醸造酒
ビールやワイン、日本酒などですね。
これらのお酒は、酵母を使って
アルコール発酵させたものです。
ビールであれば麦、
ワインであればブドウ、
日本酒であればコメ、等の
お酒の元になる原料を
醸造して作られています。
このお酒は、
紀元前3,000~3,500年前の
メソポタミア文明やエジプト文明でも
作られていました。
②蒸留酒(スピリッツ)
ウィスキー、ウォッカ、ラム、ジン、
コニャック、ブランデー、焼酎、
テキーラなどです。
簡単に言うと、醸造酒を蒸留して、
さらにアルコール度数を
高めたものがこれにあたります。
ライ麦でウィスキー、
大麦でジン、
ブドウでコニャックやブランデー、
サトウキビでラム、等の
原料から蒸留酒へと作られています。
蒸留する技術は、
紀元前300年代の有名な哲学者
アリストテレスによって
発見されました。
③混成酒
リキュール
(有名なところで言えば、
イエーガー、コカレロ、ディタ、
コアントロー、カシスなど)や
梅酒、ベルモット、ブドウ酒などが
これにあたります。
これらのお酒は、
醸造酒や蒸留酒を原料に、
薬草やハーブ、果物、甘味料などを
掛け合わせて作られています。
健康に良いお酒は?
アルコールは身体に良いのか、
ということですが、
適度な飲酒は身体に良いです。
たとえば、
・善玉コレステロールの増加。
・血液サラサラ効果。
・血糖値上昇の抑制
などの効果があります。
適度な飲酒には、
このような効果があると言われていますが、
飲みすぎると、
色々な病気にかかってしまう
リスクが上がってしまいます。
適度なお酒の量は、
純アルコール20gほどです。
だいたい、目安として、
ビール中瓶500mlで1本程度。
ワイン180mlで4/1本程度です。
ということで、
個人差はありますが、
適度な飲酒を心がけましょう。
二日酔いをしにくいお酒は?
ついつい、
会社での飲み会が盛り上がったり、
好きな人、友達と楽しくなって
かなりお酒を飲んでしまって
寝て起きたら二日酔いなんてことは、
一度くらいある方が多いのではないでしょうか。
何より、朝起きるのが辛いですし、
そのまま仕事だと最悪ですよね。
そこで、二日酔いをしにくい
お酒を紹介します。
二日酔いをしにくいお酒を
一言で言えば、蒸留酒です。
焼酎、ウォッカ、ジン、ラムなどですね。
ただ、蒸留酒の中でも、
メタノールを多く含んでいるもの
(ウイスキー、テキーラ、
バーボン、ブランデーなど)は
二日酔いをしやすいです。
通常、お酒には、
エタノールとメタノールが
含まれています。
エタノールよりもメタノールの方が
分解するのに時間がかかります。
ですので、メタノールを多く含む
お酒をいっぱい飲んでしまうと、
分解するのが遅くなり、
二日酔いになったりするということです。
エタノール度数が高ければ高いほど、
純粋に近ければ近いほど、
二日酔いはしにくいです。
お酒は、だいたい、
値段の高いものほど
不純物が少なく、
身体にも優しいです。
ということで、
二日酔いを抑えるためには、
どうすればいいのかということで、
まとめると、
・醸造酒よりも蒸留酒の方がいい。
・エタノール含有量が100%に近い方がいい。
(不純物が少ない方がいい。)
・値段は高い方がいい。
ということですね。
ちなみに、
「醸造酒も蒸留酒も、どっちも飲みたい!」
という方は、
先に醸造酒を飲んでから蒸留酒を飲んだ方が
悪酔いしない可能性が高いです。
二日酔いを予防するために。
二日酔いを予防するために
かなり有効な方法としては、
当たり前ですが、
チェイサー(水)を飲むことですね。
これは、お酒を飲む前でも、
飲んでいる最中でも、
飲んだ後でも有効です。
お酒は、体内で分解されてから、
およそ半分以上の水分が
尿や汗として排出されます。
ですので、水を飲むことで、
脱水症状の予防ができます。
また、アルコールの吸収を
ゆっくりにしてくれるので、
血中のアルコール濃度の
上昇も抑えてくれます。
脱水症状にならないためにも、
アルコールの血中濃度を
上昇しすぎないためにも、
水分補給はしっかりとしましょう。
ちなみに、個人的には、
お酒を飲んでいる時と
飲んだ後に水を飲むことが多いです。
また、お酒を飲んでいない時でも
水は、かなり健康に良いので、
最低でも1日2リットルは
飲むことを心がけています。
さて、今回の記事は
いかがでしたでしょうか。
お酒の性質や適量をしっかりと知り、
楽しく飲酒するようにしましょう。