歯磨き①の画像

皆様、歯磨きは毎日していますか?歯磨きはよく『3・3・3』の法則で磨くと良い、といわれているのを聞いたことがある方も沢山いると思います。

これは一日三回、食後三分以内に、三分間葉を磨く、というものです。今回は理想的な歯磨きのタイミングや時間、回数がこの法則で良いのか詳しく見ていきましょう。

さらに歯磨きをすると気になるのが出血ですよね。原因や対処法をしっかり知り、毎日の歯磨きを質の良いものにしましょう。きっと健康な歯を手に入れることができます。

 

歯磨きのタイミングや時間、回数の理想は?

先程の法則を踏まえながら見ていきましょう。まずは回数です。『一日三回』皆様はできていますか。一般的に食後にする方が多いと思いますので朝、昼、晩の三回ですね。

ですが実は大事なのは就寝前と起床後の二回なのです。もちろん朝、昼、晩の三回が間違いということではありません。こまめに歯磨きをするほうが口内を清潔に保てます。

しかし、せっかくのお昼の休憩はゆっくり、と思う方もいると多いのではないでしょうか。朝、晩しっかり歯磨きをする時間をとれるのであれば昼間の歯磨きはサボることができます。

お仕事の方は口臭のエチケットに必要だと考えるかもしれませんが、最近は舐めるだけなど便利な商品も販売されていますよね。そちらを活用するなどして、気楽な回数で時間を有効活用してみましょう。

 

次にタイミングです。『食後三分以内』、これはなかなか実践できない方が多いのではないかと思います。食後はゆっくりしたいですよね。そんな方も安心してください。この法則に関しては実は良くないという見解があります。

最近言われているのが食後30分は置いたほうが良いというものです。なぜかというと、この食後すぐは口内が酸性になり歯のエナメル質が柔らかくなっている状態のため、磨くと剥げてしまいます。

つまり歯を自ら削ってしまうということになります。ですが食後30分ほど待つと、唾液の力によって口内はアルカリ性と中和されます。すると口内状態はよくなりますので、それから歯についた汚れなどを取るように心がけると良いという事ですね。

また食後も重要なのですが、さらに重要なのが就寝前です。就寝後私たちの口内は最も乾燥します。これは唾液の量が起きている時に比べ極端に減るためです。

乾燥した口内では細菌がとても繁殖しやすいため、その繁殖を防ぐように就寝前の歯磨きはとても重要なのです。それでは細菌が増えてしまった起床時の歯磨きもとても重要なのでしょうか。

確かに起床時の歯磨きは大切なのですが、この細菌はうがいで十分落とせるものですので、朝起きてすぐはうがいで大丈夫です。その後朝食をとったあとに歯磨きをすれば二度手間を防ぐことができ、口内環境も良い状態に保てますね。

食後三分以内という法則はやめ、食後は30分以上置き、就寝前の歯磨きを重要視するようにしましょう。

 

では『三分間磨く』ということについてはどうでしょう。三分と聞くとそんなに長い時間という感覚はないですよね。しかし日本人の平均的な時間は約20秒というデータが出ています。

歯磨きに三分費やすという事は意外と難しいのかもしれません。ですが実際に綺麗に磨こうとすると三分でも実は短いくらいなのです。

上手に歯磨きをするには一本ずつ磨いていく必要があるのですが、これを実践すると早くても約15分はかかってしまいます。三分というのは歯を健康に保つための最低の時間と考えたほうがよさそうですね。

意識すると時間はなかなか過ぎません。朝はテレビを見ながら、夜は湯船に浸かりながらなど、何かしながらの歯磨きで結構ですので、一本一本を磨く15分歯磨きを目指してみましょう。

ただあまり長い時間はおすすめしません。ゴシゴシ長い時間磨くとエナメル質が剥げてしまいますので適度な時間で実践するのが良いですね。

『3・3・3』の法則は今や昔の法則という感じですね。日々研究は進んでいますので、その時代に合った磨き方をつねに意識するようにしてみましょう。

 

血が出る原因は?

続いて歯磨きをする際の出血について見てみましょう。一度は経験があるという方は多いのではないでしょうか。一番の原因は歯周病です。現在出血があるという方、歯茎が柔らかくなり、色が赤紫色になっていませんか?

健康な場合、歯茎は引き締まり、色はピンク色です。軽度の場合を歯肉炎というのですが、こちらは歯垢が歯茎のポケットに溜まり炎症を起こすものです。

歯磨きがうまくできておらず、歯垢を落としきれていないと発症するものなので、もし歯磨きをすると血が出るという方はいつもより歯垢を除去することを意識してみましょう。歯肉炎の場合は気を付けることで自己対処できます。

歯ブラシが広がっている状態ですといくら丁寧に磨いてもポケットに溜まった歯垢は除去できないのでこまめに買換えるようにします。

また出血を恐れて歯磨きを控えてしまうとさらに悪化するので、出血があってもしっかり磨くようにしましょう。もしも丁寧に磨いても出血がおさまらないということであれば、歯肉炎がさらにひどくなって歯周炎というものになっている可能性があります。

こちらは歯を支えている歯根膜や歯槽骨が破壊されているため自己対処は難しいです。歯磨きをしっかりしていて見える部分は綺麗なのに出血がおさまらない場合は歯医者で治療してもらいましょう。

日本の約八割が歯周病、もしくは予備軍です。現在出血がないという方も引き続き歯垢の除去や歯茎のマッサージを意識して歯周病にならないように注意しましょう。

歯磨き②の画像

 

おすすめの歯磨き粉は?

ドラッグストアに行くと様々な商品がズラッと棚に並んでいますね。ホワイトニング効果や塩入など目をひく物が沢山あります。しかし、実際はどの商品も効果はほとんど変わりません。

むしろ歯磨き粉によって泡と爽快感で磨けているという感覚になり、実は磨けていないという場合も少なくはありません。まずは歯磨き粉なしで歯磨きをすることを勧めている歯科医もいるほどなので、歯磨き粉の効果はあまり期待しないほうが良いでしょう。

ですがやはり歯磨き粉は必要と考えるのであれば、選ぶ際は香料や刺激の度合いで好みのものを選びましょう。自分に合った歯磨き粉を選ぶことで歯磨きによる吐き気を抑えるのに効果があります。

ただこの吐き気は体質や喫煙、病気によるものもあるので全員に効果があるとは一概には言えませんので、歯磨き粉を変えても吐き気がおさまらないようであれば病院で診察することをお勧めします。

 

いかがでしたでしょうか。歯の磨き方は参考になりましたか?皆様の歯茎は健康な状態ですか?永久歯は一度なくなってしまえばもう戻ってはきません。歯磨きは毎日自分でできる唯一のメンテナンスです。また気になる場合は自分だけで対処しようとせず、歯科医に相談し適切な対処をするようにしましょう。

閲覧ありがとうございました。