三社祭の画像

毎年5月の第3金・土・日曜日に浅草神社で行われるのが三社祭です。

昔の例大祭は毎年5月の17・18日の二日間でしたが、
近年は三日間になっているようです。

浅草神社とは元々、浅草寺と同じでしたが
神仏分離法により、浅草寺から分祀されたのが
浅草神社とのことです。

では、その見所はどこにあるんでしょうか?
宮出しって良く聞くけど何なのでしょうか?
また、高橋組との関係は?

今回はこれらのことを取り上げていきたいと思います。

三社祭の見所は?

3日間で大体150万人の人出を見込まれている
例大祭ですが、どこを見ておけば間違いないのでしょうか?

まず二日目(土曜日)に行われる町神輿を見なければ始まりません。

三社祭とは、浅草神社に祭られている3体の阿弥陀様が
それぞれ神輿に乗ってお出かけになるお祭りです。
そこで御神輿は100基にもなると言われています。

(※コメントにて、
三社様の御神体は、阿弥陀様ではなく、
桧前浜成・竹成兄弟の兄弟と土師真中知のお三方
ということでご教示いただきました。

この記事の最下部のコメント)

この三社祭のメインイベントでもある町神輿を見て
はっぴ姿の人々の威勢のいい掛け声を楽しむのもいいかもしれません。

更に次の日、日曜日の宮出しです。

これは御神輿が神社から出てくることをいいます。
このときは担ぎ手の人たちのテンションもマックスですし、
観客も一番集中するのではないでしょうか?

他にも3日間で様々な行事が行われます。
金曜日にはびんざさらの舞の奉納など
例大祭としての神事も見ごたえがあるのではないでしょうか?

宮出しって何?

では、日曜日に行われるその宮出しって何をどうするものなの?
と思われた方もいるでしょう。

簡単に言うと本社神輿(阿弥陀様が乗る御神輿)が
浅草神社からでてくることを言います。

本社神輿は他の100基ほどある御神輿とは違い、
総重量が1トンにもなります。
それを担ぎ手さん120人程度が交代で担ぐのです。

とても壮観ですがその開始時刻は一番にぎわい、
小競り合いも多数起こります。
担ぎ手たちがその担ぎ棒を奪い合い喧嘩のような状態になるのです。
この熱気から三社祭は「荒祭り」とも呼ばれるほどです。

この宮出しを見なくても、本社神輿は
これから町を渡御しますのでその姿は見ることができます。

しかし、宮出しの時にしかないこの激しさを見ようと
毎年観光客がここに集中しているのです。

三社祭②の画像

高橋組との関係は?

三社祭で神輿を担ぐ同好会の約7割は、
暴力団員で構成されているとのうわさもあります。
担ぎ手さんたちを見てみると全身に刺青がある人も多くいます。

実際に、2010年までに33人の暴力団構成員が
迷惑防止条例で逮捕されたようです。
担ぎ手さんたちの中でも高橋組の構成員とされる人たちが多いようです。

そのためケンカや小競り合いも多く、
一般客から見物するのが怖いなどの
不安の声が上がるのも多いようです。

そのため、色々と対策を取っているようです。
例えば、同好会の人たちに組の紋などが入ったはっぴを着ないようにと
条例を出したりしているようですが、トラブルは一向に減らないようです。