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家族葬が最近では多いと聞く葬式ですが、挨拶の仕方や服装について、そのマナーってどこまで御存知ですか?残念なことに身内や知人が亡くなってしまうのは突然の事です。

近親者になりますと、自分自身で喪主をしたりしなくてはいけない、なんてことも。そんなときに挨拶や服装についてあわてないためにも今から少し知識として蓄えておくのもいいかもしれません。

また、葬式の費用ってどのくらいかかるのでしょうか?中々、人には聞けないことを今回は取り上げてみたいと思います。

 

葬式での挨拶のマナーって?

突然の悲しい出来事。近親者が亡くなってしまうと、残された家族はしなければいけないことがたくさんあります。

お通夜やお葬式などは「友引」などで日にちを変えたとしても5日以内には済ませなければいけないことです。

では、このめまぐるしい時にふさわしいマナーを今回は少し御紹介します。まずは挨拶についてです。

これは立場によって異なります。遺族としてですと、参列者の皆さんに、葬式に来て下さったことに対して感謝の言葉を言わなければいけない時がたくさんあります。

しかし、近親者が亡くなっていますから自分の言葉で挨拶をすることはとても難しい事になるでしょう。

そこで、文例などを見て型通りの短い言葉で挨拶しても問題ないでしょう。

また亡くなったことを勤務先や学校などに連絡する場合、短い挨拶をして通夜や告別式の日程を告げることを忘れないようにしなければいけません。

では、参列者だった時はどうずるのがいいのでしょう?

遺族の方は悲しみの淵にいますので告げる言葉も気をつけなくてはなりません。ここでは忌み言葉があることに注意します。

「また」や「重ね重ね」など、何度もあることを連想させる言葉は避けなくてはなりません。

 

服装って何を着ていけばいいの?

喪服というのは親族が喪に服しているというのを表すために着るものです。正式なもの(和装など)と略式(ブラック、ダークスーツなど)があります。

もし仮に、正式なものを持っていたとしても参列者であったのなら略式礼服で行く必要があります。

また、仮通夜では訃報を聞き駆けつける場所ですからブラックスーツなどを着ていくと、不幸を予想していたとされ失礼にあたります。

地味な服を着てくのがいいでしょう。

また女性の場合、アクセサリーなどは極力付けないようにし、指輪は結婚指輪ぐらいまでにします。

パールのネックレスを付けるのなら一連のものにしなければいけません。更に、バッグなどは殺生を連想させる「皮」製品などは避けた方が無難です。

また、子どもの場合は学生であれば学生服を。幼児ならブラックや紺など、濃い色の服を用意するのがいいでしょう。赤ちゃんに限り、「白」でも良いとされています。

 

お葬式っていくらぐらいかかるの?

ではこのめまぐるしいお葬式。一体どのくらいかかるのでしょうか?

葬式にかかる費用は大きく3つに分かれます。

祭壇などの設置にかかるお金「葬儀費用」、火葬場の使用料や参列者への返礼品になる「実費費用」、お布施や心付けなどにかかる「その他の費用」です。

2011年度の統計を見てみますと、この3つを合わせた葬式の費用の相場は199万円と出ています。

どこをどうすれば費用が抑えられるのか不思議に思われる方も多いと思います。

しかし、どこにどれだけかかるのかということを十分に把握して生前に見積もりを取り、残された遺族への負担を少しでも軽くしてあげるというのも必要になってくるのかもしれません。

そのため、葬儀社によって費用がほとんど決まってくるでしょうから、比較検討を一度元気なうちにして備えておくことが費用を抑えるコツかもしれませんね。