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芸能人が離婚するとなると、わざわざ発表して会見を開いたりしなくてはいけないほど話題になりますよね。最近も何組かが離婚を発表していました。一般的には2010年にピークを迎え、今では少しずつではありますが減少傾向にあります。しかし、結婚した10組のうち4組は離婚してしまうという統計も出ています。

では、離婚したらどんなことが問題になるのでしょうか?避けては通れない慰謝料や養育費はどのくらいかかるのか?原因で多いものは?芸能人ではどんな人がいたのか、ご紹介していきます。

 

離婚での慰謝料や養育費はいくら必要?

慰謝料とは、離婚をする原因となったことに対する損害賠償になります。つまり、どちらに原因があるかで支払う人も変わってきますし、その額も変わってくるのです。しかし、暴力を振われたとか、不貞をしたという理由ならどちらかだけの責任になりますが性格の不一致などになりますと双方に責任があることになるので、お互いに慰謝料を請求する事はできなくなるのです。

慰謝料の支払いは、財産分与と合算していることが多く、大体200万から500万ぐらいが相場と言われています。では子どもがいる場合はどうでしょう?当然、養育費というものがいります。

養育費の算出方法はいくらかありますが、今では生活保護基準方式というもので決められています。内容は厚生労働省が定めた生活保護基準額に基づいて生活費を算出するものです。生活保護基準額が毎年更新されたり、地域や年齢、性別など細かなケースに分かれておりその夫婦にあったものを選びやすいので使われています。

しかし、生活保護基準額を基準にしていますので低額になる傾向が強く、これで計算された金額に上積みされて算出されます。また、どちらがどれだけ払うのかという分配法もいくらかあります。

これはその夫婦のケースによって適応されるものが違ってくるのですが、まずは夫婦の収入によって分配する収入比率按分型。夫婦の収入から家庭の最低生活費をそれぞれ引き、その残額によって比率を決める余力の按分型。更には子が父方、母方それぞれで生活したと仮定した場合に、それぞれの場合に子の生活費として支出する金額の割合で按分する生活程度比率按分型です。

子どもが一人なら養育費は月4万円程度、二人なら4~6万円程度が相場で原則として子どもが成人するまで請求することができます。

 

離婚原因で多いのは?

ではどうして離婚してしまうのでしょうか?その理由としては男女によって違いがあるようです。男性側で多いのは「性格の不一致」「家族との不和」「妻の浮気」「同居の拒否」などがあります。女性側で多いのは「性格の不一致」「夫の浮気」「DV(暴力行為)」「経済的な理由」が多いようです。

このような原因を見てみますと、やはり今年になって離婚報道があった芸能人にも当てはまるように思います。斎藤和己さんとスザンヌさんの離婚原因は子どもが出来て育児によるすれ違いと言われていますが一方では斎藤さんの浮気との報道も出ています。

更に高橋ジョージさんと三船美佳さんの場合は高橋さん側は「同居の拒否」(これは高橋さんが義母との同居を嫌がったとのことですが)、三船さん側は「モラハラ」と言われています。更に有名なのが石田純一さんと松原千明さんです。「不倫は文化」とまで言い切った石田さんの離婚原因は「不貞行為」であることは間違いありません。

このように、やはり夫婦の事は夫婦にしか分からないというのが本音ですが、離婚に至るまでに相当の力を持って取り組まなければいけないということが分かりました。離婚を決意するにも大分、考えてから実行しなければ後悔してしまうことも多いのではないでしょうか?