近年、ココナッツオイルや亜麻仁油など、
健康によい油が注目されています。
そのなかのひとつとして注目されている
グレープシードオイルをご存知でしょうか?
グレープシードオイルとは、
ぶどうの種からとれる油で、
ぶどうをたくさん使うワインの産地、
フランスやスペインなどで多く生産されています。
グレープシードオイルは、
無味無臭で他の油に比べベタベタせず、
さらっとしているのが特徴で、
食用として摂取しても、
直接肌に塗っても健康によい効果があります。
そこで今回は、
グループシードオイルの効果や効能、
使い方についてみていきたいと思います。
グレープシードオイルの効果・効能
グレープシードオイルには
どのような効果や効能があるのか紹介します。
グレープシードオイルに使われる
ぶどうの種には、プロアンソシアニジンという
抗酸化物質が含まれています。
なので、脳の細胞を破壊する
活性酸素を取り除いてくれます。
つまり老化防止の効果があります。
グレープシードオイルには
ワインと同じくポリフェノールも含まれ、
こちらも活性酸素を抑制する働きがあり、
動脈硬化やがんの予防に効果的です。
美容に関しても高い効果がある
グレープシードオイルには、
オリーブオイルの2倍もの
ビタミンEが含まれています。
血行促進の働きをし、
アンチエイジング効果が期待できます。
グレープシードオイルの使い方
グレープシードオイルは、
食用のものと外用のものと
分かれています。
ですから、使いたい用途によって、
買い分けてください。
食用としては、無味無臭なのが特徴ですので、
野菜の味を活かしたい天ぷらの揚げ油などに
使うのがオススメです。
さらに外用としてもさまざまな
使い方ができます。
オイルマッサージとして
グレープシードオイルを使う方法は、
実際サロンでも取り入れている
ところがあるほどです。
血行促進のほか、保湿力も高いうえ、
オイルマッサージできになる
ベタベタ感がないので
肌になじみやすいのが特徴です。
自然のものでできた油ですので、
肌に優しく、敏感肌や乾燥肌など、
肌のトラブルが気になる方も
安心して使うことができます。
体だけでなく、ヘッドスパに使うと、
血行が促進され、つやつやの髪を
手に入れることができます。
グレープシードオイルを使った手作り石鹸
グレープシードオイルは、
そのままでも健康や美容に
関する効果があります。
石鹸として、自分の肌に合った
オリジナルの美容グッズとしても
使うことができます。
グレープシードオイルと苛性ソーダ、
精製水を混ぜて作りますが、
グレープシードオイルは香りがないので、
お好みでアロマオイルを加えると、
自分だけのオリジナル石鹸を
作ることができます。
例えば、ラベンダーのオイルを加えると、
リラックス効果も期待できます。
グレープシードオイルでつくった
石鹸で洗顔すると、
洗顔とクレンジングが一度で済むので、
肌への負担を減らすことができます。
保湿効果もあるので、
洗顔後の乾燥を防いで
しっとりとした肌になります。
グレープシードオイルの注意点
グレープシードオイルに
多く含まれるリノール酸は、
悪玉コレステロールを減す働きがあります。
しかし、過度にとりすぎると
善玉コレステロールまで
減らしてしまうおそれがあります。
とりすぎに気を付けましょう。
リノール酸は、酸化すると有害な物質である
過酸化脂質を作りますが、
グレープシードオイルはビタミンEが豊富なので、
基本的には酸化しにくい油です。
ただし、他の油同様、全く酸化しない
というわけではありません。
保存の際は、暗所に常温の状態で保存しましょう。
肌に優しいグレープシードオイル、
健康や美容のために是非取り入れてみてはいかがでしょうか。