花火大会の関東・関西で注目の開催場所や花火大会での事故について紹介していきたいと思います。
夏の夜の風物詩といえば、花火大会!子どもの頃の夏休みの思い出といえば、やっぱり花火大会が強く印象深く残っています。
お気に入りの浴衣を着せてもらい、虫除けスプレーをしこたま吹きかけられて、近所の高台へ上って家族みんなで花火を見ました。高台というか、実はそこ墓地だったんですけどね…。
背後に感じる深い闇と、一瞬で消える花火の美しさとが、ある意味格別な思い出として、胸に刻まれています。
関東・関西地方別に、注目の花火大会開催場所について、勝手にランキング&ご紹介します!
関東での注目の開催場所
第一位:【東京 隅田川花火大会】
関東の花火大会でも、最も有名で歴史の長い花火大会といえば、隅田川花火大会でしょう。享保18年(1733)に、「玉屋」と「鍵屋」が花火の腕を競い合って開かれた「両国川開き花火大会」の伝統を受け継ぐ、格式ある花火大会です。観覧場所によっては、スカイツリーとの取り合わせも楽しめますね。残念ながら2013年は雨天中止となってしまいましたが、今年はぜひ好天にめぐまれますように!
第二位【わたらせ・サマー・フェスタ】
明治36年(1903)より続く伝統ある花火大会で、北関東随一の花火大会といわれるだけあって迫力のある花火が楽しめます。
ある花火大会情報サイトでは、日本全国の花火大会でいってよかったランキングの一位に入ったこともあるとか。大玉の同時打ち上げや仕掛け花火の競演など、見所もりだくさんです。
第三位:【いたばし花火大会(戸田橋花火大会)】
都内の花火大会でも人気の高い大会。昭和25年に、東京都板橋区と埼玉県戸田町との間で協会変更が行われた際の記念として、昭和26年に開催されたのが始まりといわれています。荒川をはさんで埼玉県戸田市の「戸田橋花火大会」と同時開催されます。
荒川河川敷や戸田ポートコースといったオープンスペースが確保できることから、尺玉(10号玉)を安全に打ち上げることのできる、都内でも少ない花火大会なのです。
☆番外編:【東京競輪場花火大会】
府中市にある東京競輪場で開かれる花火大会で、イベント雑誌・イベントHPにもほとんど扱われないという、なかなかレアな花火大会。もともと、地元の人たち向けのイベント色が強く、開催日程などの情報も、府中市の広報紙にてサラリと告知されるだけだそうです。
昨年2013年は、7月21日(日)の19時半から20時まで。30分という短時間ですが、この限られた会場で約30分の間に、約6000発もの花火を打ち上げるというのですから、かなりテンポの速い濃厚な花火大会です。
開催場所も、競輪場のためトイレ等の設備も心配なし。混雑しにくいため、なかなか穴場といえるでしょう。
関西での注目の開催場所
第一位:【みなとこうべ海上花火大会】
神戸市の夜景をバックに繰り広げられる花火はまさに、神戸ならでは!
神戸港の海上という立地を活かし、スターマインや仕掛け花火などが海面にも映り、圧倒的な大迫力です。
第二位:【白浜花火大会】
南紀を代表する花火大会。早撃ち花火、水中花火など趣向を凝らしたものばかりで、周囲に視界を遮るものがなく、見応えたっぷりです。
湾全体をまばゆく照らす、約1kmにも渡るナイアガラは必見です。
第三位:【宇治川花火大会】
源氏物語の最終章「宇治十帖」の舞台・宇治にて、「源氏ろまん」をテーマに繰り広げられる風雅な花火大会です。フィナーレには、約1000発の空中ナイアガラが盛大に打ち上げられます。
☆番外編:【熊野大花火大会】
三重県熊野で三百四年の歴史のある花火大会で、「一生に一度は見ておくべき花火大会!」との呼び名も高い大会です。
全速力で走る二艘の船から海面に向かって火のついた花火を投げ込み、カウントダウンとともに海面で爆発させ、半円状に花開く「海上自爆」や、海に約250キログラムの三尺玉をのせた筏をうかべて爆発させる「三尺玉海上自爆」など、熊野でしか見られない大迫力の花火を見ることができます。
特に、名称鬼ケ城(おにがじょう)から休む間もなく次々と打ち上がる「鬼ケ城大仕掛け」は特に見所!
(厳密にいうと行政区域は東海地方ですが、番外編ということでご紹介しました。)
花火大会での事故にご注意!
多くの人で混雑する花火大会では、事故やトラブルもつきものです。
2013年の福知山でのガス爆発事故や、2001年の明石花火大会での歩道橋事故などが記憶に新しいところです。
できるだけ混雑や事故をさけるために、注意しておきたい点を挙げておきましょう。
・基本的に、早めに出かけ、終了の30分以上前に帰る。
・はぐれたときに落ち合う場所を決めておく。
・帰りの切符は到着時に買っておく。
・夜店のあるところなど、混雑するルートを避ける。
・係員の誘導に従い、身勝手な行動をしない。
楽しい思い出となるよう、マナーを守って安全に気持ちよく、花火大会を楽しみましょう!