鯉のぼりの画像

鯉のぼりの簡単な由来や、料金はいくらぐらいが相場なのか?いつ頃から飾ればいいのかということについて取り上げたいと思います。

5月5日は端午の節句です。子どもの成長を願って兜を飾ったり、鯉のぼりを飾ったりしますね。では、なぜ端午の節句に鯉のぼりを飾るのでしょうか?

 

鯉のぼりの簡単な由来は?

端午の節句というのは中国から入っていた厄払いのお祭りです。日本では香りの強い菖蒲とよもぎを一緒に吊るして無病息災を願いました。菖蒲と尚武が同じ読み方であったことと、菖蒲の葉先が尖っていて剣のように見えたことから男の子のお祝いとして定着してきたと言われています。

この端午の節句は江戸時代になるとお城では大変重要な行事になりました。つまり「将軍をお祝いする日」になるわけです。そこでお城に武者のぼり(家紋の入ったのぼり)を立ててお祝いをしたと言われています。この風習が武家の中で広まり、男の子が生まれると武者のぼりをたててお祝いをするようになりました。

次第にその風習は庶民にも広まり、庶民の中でも経済力のある人たちの間で中国の鯉の滝登りをのぼりの中に書き込みお祝いをしたのが鯉のぼりの始まりとされています。そこには鯉が滝を登って龍になったという言い伝えから子どもに立派に育ってほしいという願いが込められています。そしてその意味合いが現在にも伝わっているということです。

 

鯉のぼりの相場はいくらぐらい?

最近ではマンションに住んだりする人も多いので昔のように八匹の鯉のぼりなどを飾る人は稀になってきましたね。ベランダで飾れるような小ぶりなものも増えてきました。では一体いくらぐらいするのでしょうか?

昔からよく見られていた屋外に飾る大きな鯉のぼりは10メートルほどになります。こんなに立派なものですから、やはり価格も相当立派なものになります。やはり50万は下らないものばかりです。また、室内でも立派に飾れるものが最近は増えてきました。床の間に飾れるようになっている吊るし鯉のぼりですと2万円程度で頂けるようです。

やはり屋外にポールを立てて飾る鯉のぼりは100万円を軽く超えるものもたくさんあります。しかし、そんな鯉のぼりを買えるおうちはそんなにありません。今、人気な形のもので言うと大体5万円ぐらいまでが相場となっているようです。

 

鯉のぼりを飾るのはいつ?

しまう時期はなんとなくわかりますが、一体いつから飾れば良いのか今一つ分かりませんね。少し調べてみますと、いつから飾るという決まった日はないとのこと。でも、どうせ飾るのなら春分を過ぎたあたりから4月中旬までを目安に飾るのが良いとされています。

大安吉日にあまりこだわる必要なないようですが、初飾りの際には配送業者の手違いや屋外に飾るものになるとポールの設置など、準備が必要になってくることもあるので少し余裕を持って早めに準備をされておくといいようです。また通年で飾っていても何にも問題はないようです。

鯉のぼりを飾るのは一体いつ頃まで飾ればいいのかも悩みますね。大体、子どもが10歳ぐらいまで飾る家庭が多いようです。あまり大きくなってくると子どもが照れてしまう家庭が大半のようです。特に決まりはありませんが、子どもが喜んでくれる歳ぐらいまで、飾ってあげるのが一番かもしれませんね。