省エネ指向が強くなるにつれクールビズのスタイルが着々と根付いてきていますね。会社でもエアコンの28度設定が基本となり、軽装を呼びかける所も少なくないのではないでしょうか。

今日ではさらにクールビズを勧めていく傾向がありますので、社会人としてよく理解しておく必要がありますね。期間や適切な服装は?といった、知っておきたい疑問について詳しく見ていきましょう。

クールビズの期間は?

2005年から始まったクールビズですが、当初は6月1日から9月30日と環境省で定められていました。

しかし、2011年3月に起こった東日本大震災に伴う東京電力・福島原発事故をきっかけに省エネ思考がさらに強まり、以降5月1日から10月31日と一ヶ月早まることとなりました。

2015年度も5月1日から10月31日の間でクールビズを推奨しています。

とはいえこの期間は環境省が定めているものであり、会社によって開始日・終了日は異なってきますので、会社の方針に合わせるようにしましょう。

温暖化が進む現在期間はこれからも変わっていく可能性があります。例年通りの期間と思わず、毎年必ずチェックするようにすると良いですね。

 

シャツやパンツ、靴はどんなものがいいの?

続いて服装について見ていきましょう。クールビズが始まる前は誰でもネクタイをし、ジャケットを羽織っていましたね。ですがクールビズが始まってからはノーネクタイ・ノージャケットが基本となりました。

涼しい服装で良いことは嬉しい反面、どのような服装にすればいいのか悩む人も多いと思います。今回は男性と女性のスタイルを分けてご紹介します。

まず、男性の服装です。会社によってスタイルは様々だと思いますが、ネクタイやジャケットは基本的に着用する必要がないところが多いと思います。

この場合、普通のシャツですと襟元がよれたりし、だらしなく見える可能性があります。そこで襟がしっかりしたボタンダウンのシャツや、襟が白色のクレリングシャツを利用するとネクタイがなくてもだらしなく見えることはありません。

シャツの色は、白や水色など涼しく見えるものを着用するといいでしょう。そしてジャケットを着ない場合注意してほしい点があります。シャツが全体的に見えるぶん、シワがないように気を付けなければいけません。

また、透けるような生地の場合、下着を着用することを忘れないようにしましょう。下着は襟のボタンを外した際に見えないようにブイネックのものを選ぶと良いでしょう。

パンツはスラックスを利用するのが基本です。クールビズが浸透し、スーツのパンツでも涼しいものが増えてきていますので選びやすいと思います。メッシュ素材の物だと見た目も軽く涼しい印象になりますね。

靴はスエード素材のローファーがオシャレで人気です。スエード素材だと軽やかに見える為クールビズに適しています。このような靴を履く場合、靴下は衛生面や蒸れを防ぐためにも履くようにしましょう。

また、最近ではスーパークールビズといわれるキャンペーンも行われるようになってきました。

これはシャツをポロシャツやTシャツ、アロハシャツにし、パンツもデニムやチノパンなどに、さらに靴はサンダルもよいというものです。

こちらは会社によって許容範囲が大きく変わってきますので、会社の方針に沿ったものを選ぶようにしましょう。

とはいえ、営業に行く方はこのスタイルは実践しないのが妥当です。営業の場合はネクタイをする必要もあるかもしれませんので、必ず相手方の方針を調べて服装を決めるようにしましょう。

では、次に女性を見てみます。女性の場合は基本的にスーツという狭い範囲で決まっていないところが多いので、涼しそうな服装だと豊富に選ぶことができますね。

ただ注意点があり、やはり涼しいからと言ってノースリーブや透け感のある服装は避けましょう。生地がしっかりとしたカットソーや袖の部分だけレースになっているTシャツを利用するのもいいですね。

スカートも短くしすぎないようにし、パンツもローライズのものにしないなどマナーある服装を選ばなければなりません。そしてパンプスを履く方が多数だと思いますが、ストッキングは必ず着用するようにしましょう。

クールビズ②の画像

男女共通で言えることですが、軽装とはいえ、やはり仕事場の服装ですのでラフすぎず、だらしなくならない服装を心がけてください。またTPO(Time時・Place場所・Occasion場合)への配慮は忘れないようにしなくてはなりません。

省エネを基本として考えていますが、仕事を涼しくできるようにというせっかくのキャンペーンです。相手へ不快感を与えないよう、そして仕事に支障がでない服装選びを楽しくしていきましょう。

閲覧ありがとうございました。