法隆寺の七不思議とはのイメージ

奈良県斑鳩町の法隆寺は、現存する世界最古の木造建築群として知られ、1993年に日本で初めて世界遺産に登録されました。法隆寺には、江戸時代ごろから語られてきた「七不思議」があり、それを探しながら歩くのも楽しみ方の一つです。見どころは、五重塔と金堂、中門の金剛力士像、夢殿などです。

この記事では、法隆寺の七不思議と、主な見どころをまとめました。

法隆寺の七不思議

正式な記録があるわけではなく、言い伝えとして語られてきたものです。

  • 伽藍にはクモが巣をかけず、スズメもフンをしない:実際にはそんなことはなく、お寺を清らかに保ちたいという願いの表れと考えられます。
  • 南大門の前の「鯛石」:鯛の形をした大きな石があり、どんな大雨でも水はここまでしか来ない、といわれています。
  • 五重塔の上に鎌が刺さっている:塔の上の相輪に4本の鎌がつけられています。雷よけのまじないと考えられています。
  • 境内に3つの「伏蔵」がある:お寺が壊れたときに再建するための宝物が埋められている、という言い伝えです。
  • 因可池(よるかいけ)のカエルは片目:聖徳太子が、勉強のじゃまをするカエルの目を筆でついたという伝説から。
  • 夢殿の礼盤の裏が汗をかく:礼盤(僧が座る台)の裏の湿り具合で、その年の作物の出来を占ったという話から。
  • 雨だれの穴があかない:実際には穴はありますが、水はけのよさを表した言い伝えといわれています。

西院伽藍の見どころ

  • 五重塔(国宝):現存する日本最古の五重塔。
  • 金堂(国宝):釈迦三尊像や四天王像など、飛鳥時代の仏像が安置されています。
  • 中門(国宝):西院伽藍の入口の門で、両側に金剛力士像が立っています。
  • 大講堂(国宝):薬師三尊像がまつられています。

大宝蔵院と東院伽藍

  • 大宝蔵院:百済観音像や玉虫厨子など、教科書でも見かける宝物が展示されています。
  • 夢殿(国宝):聖徳太子をしのんで建てられた八角形のお堂。本尊の救世観音像は、春と秋の特別公開のときに見ることができます。

正直、法隆寺は境内がとても広く、宝物も多いので、急いで回ると印象に残りにくいです。半日くらいの時間をとって、ゆっくり回るのがおすすめです。

まとめ

  • 法隆寺は現存する世界最古の木造建築群で、日本初の世界遺産の一つ
  • 七不思議は、鯛石や五重塔の鎌など、言い伝えとして語られてきたもの
  • 五重塔、金堂、中門の金剛力士像、夢殿が見どころ
  • 夢殿の救世観音像は、春と秋の特別公開で見られる

参考:聖徳宗総本山 法隆寺 公式サイト