稲荷神社の狐の由来を知っていますか?稲荷神社と言えばキツネのイメージですが、どういった意味があるのでしょうか?
また、どんなお祭りが開催されているのでしょうか?鳥居にはどのような意味があるのでしょうか?
それぞれ取り上げていきたいと思います。
稲荷神社と聞いてあなたは何を想像しますか?きっと、怖いイメージを持たれている方が多いかと思います。
それもそのはずです。恐ろしいうわさ話ばかりがありますから。
有名な噂では、稲荷神社は一度拝んだら一生拝み続けないと祟られる。というような噂があります。
そこで、稲荷神社について調べてみました。
狐の由来が怖い?!
稲荷神社に怖い噂があるのには理由があります。
実は、神社に祀ってあるものが神様だけではなく、ダキニ天と呼ばれる夜叉も一緒に祀られているからです。
(ダキニ天は死者の心臓を食らうといわれています)
このダキニ天が乗っていたものが「狐」なのです。正しくは「霊狐」といいます。
その霊狐を日本古来の神様である、「稲荷神」の使いの狐と結びつけてしまい、稲荷神と同一視されるようになってしまったのです。
なので、稲荷神様を祀ってあるという要素がつよいので、稲荷神社の狐を怖がることはないという事ですね。神様の使いという事なのですから。
稲荷神社のお祭りに種類はあるの?
開催されている祭りの種類としましては。
・梵天祭
・例大祭
・初午祭
とありますが、稲荷神社特有のお祭りは「初午祭」
ということになります。
初午祭とは、
2月最初の午の日に行う稲荷神社のお祭りの事です。
京都伏見の稲荷神社が総本社となっていて、この稲荷神社に
711年の2月はじめの午の日に祭神が降臨されたと伝えられ
初午祭が始まりました。
茨城県の笠間稲荷や、東京の豊川稲荷の初午が有名です。
【初午祭由来】
もともとは、その年の豊作を祈った農村の祭りが原型だといわれています。
そして、各地で商業や各土地の産業が結びつき、
初午の行事が徐々に大きくなっていきました。
初午詣でをすると、五穀豊穣(ごこくほうじょう)、商売繁盛
のご利益があるとされています。
昔から続いている初午祭ですが、現在もなお、多くの参拝者が詰めかけ
各地でにぎわいを見せています。
必ず鳥居があるけど、鳥居の意味はなに?
鳥居の意味は、簡単になってしまいますが、「願い事が通る」もしくは「願い事が通った」というお礼の意味を込めて作られています。
ちなみに、鳥居は朱色ですよね?それは、魔力に対抗する色というように言われているからです。
鳥居をくぐって出て行かれる時に、一礼していく人がいるのは、このような意味が鳥居にあるからなのです。
いかがでしたか?
まとめて考えてみますと、
稲荷神社も狐も怖いようなイメージは全くありませんね。
様々な怖い噂がありますが、多くのご利益をもたらしてくれるので、
鳥居をくぐってお祭りに行ってみてはいかがですか?