姫路城の画像

 

日本で初めて世界遺産に登録された姫路城。
壮大で美しい外観を持った姫路城は世界的にも有名です。

さて、このように世界遺産にも
登録されている姫路城ですが、
どのような歴史があるのでしょうか。

今回はなぜ作られたのか、
城主は誰なのか見てみましょう。

また姫路城の大天守閣が保存工事され、
平成27年3月に完了したことにより
グランドオープンされました。

そのため観光をと思う方もいると思うのですが、
やはり混雑が気になりますよね。

混雑する時間帯を把握し、
ゆっくり観光できるようにしましょう。

姫路城の城主は誰でなぜ作られたのか?

姫路城の歴史は鎌倉時代から始まります。

赤松則村が鎌倉幕府を狙う護良親王に命じられ、
姫山にある称名寺を仮の砦としました。

その後則村の次男である貞範は
称名寺を移転しその跡地に城を築きました。

当時は城というほどの大きなものではなく、
小さな居館の周りに堀や柵を設けただけのものでしたが、
この赤松貞範が初代姫路城主とされたのが通説となっています。

その後城主が変わるにつれ、
お城も大きくなっていきますので、
その変遷を見てみましょう。

貞範が庄山城を築き移ると小寺氏が守ります。
途中赤松正則が城主になり、
この時に本丸、鶴見丸、亀居丸を築きます。

正則が置塩城を築き移ると
再び小寺氏の豊職が城主になります。

小寺氏は家臣の黒田重隆に
姫路城を任し御着城に移りました。

この時大河ドラマでも有名となった
黒田官兵衛が生まれ、
当時の黒田氏の当主となり城主となりました。

やがて戦国時代になると
東から織田氏の勢力が伸びてきます。

すると中国地方制覇を命じられた羽柴秀吉に
黒田官兵衛は姫路城を献上しました。

羽柴秀吉とはのちの豊臣秀吉です。
秀吉はこの時代に三層の天守閣を
築いたとされています。

秀吉が大阪城を築き移ると
弟の秀長が城主になりました。

秀長が大和郡山城に移ると
秀吉の正室である
北政所の兄木下家定が入城します。

その後関ヶ原の合戦で池田輝政が
三河国吉田より姫路城に移り城主となり、
この時城郭大拡張工事が行われ
五層の大天守が完成されました。

池田氏の代が終わると城主は本多忠正が入城。
その後は松平氏と榊原氏が城主となり、
最後は酒井忠邦が城主となりこの年明治維新、
翌年版籍奉還となりました。

このように姫路城は多くの歴史的人物が
入れ替わりに城主になったことが分かりますね。
そして現在にいたる壮大な建築物となりました。

 

観光で混雑する時間帯は?

姫路城の歴史、外観は
世界的にもとても人気があります。

観光といえばやはり土日の休日を
利用する方が多いですね。

姫路城の大天守閣を見学するために
整理券を配布している程です。

しかしながらグランドオープン時に
15000枚用意された整理券も
10000枚前後の配布だったようですので、
行ったのに入れないというほどは混雑しない模様です。

ですが中に入るとやはり人込みになり、
すんなり見学できるかというとそれは難しくなります。

お昼前後ですと観光ツアーのお客様も多く
混雑は避けられません。

混雑しない時間帯は
午後3時を過ぎてからですので、
その時間帯を狙っていくと
ゆっくりと見学できるかと思われます。

そこでお昼時はランチの時間を
ゆったりとってみてはいかがでしょうか。

姫路は元祖駅ナカ・駅地下グルメといわれており、
駅でのランチがオススメです。

そして観光に来て食べて頂きたいのが
やはりソウルフードです。
姫路ならではのランチが楽しみたいですよね。

まずは「えきそば」です。
えきそばは関西特有のさっぱりとした出汁に
中華麺を合わせたものです。

天ぷらえきそばも一杯360円と
お手頃な価格ですので是非食べてみたいですね。

天ぷら駅そばの画像

また「タコピア」もソウルフードとして
駅地下フードで有名です。

明石焼き風のたこやきにソースをかけ、
さらに出汁にも浸して食べるのが
姫路独特の味わい方です。
おいしそうですね。

5分ほど少し駅から離れますが、
「ドカ盛 九十」というラーメン屋も有名です。

お店の名前の通りボリュームのあるラーメンで
味もクセになるものと評判です。

このように姫路城の近くには美味しいものがあり
ランチも楽しめそうですね。

姫路城ですが、姫路駅から徒歩20分程の
場所にありますので、
この駅周辺のランチを是非楽しんでみてください。

 

世界遺産姫路城マラソンとは?

最後に是非知っておいてほしいイベントとして
世界遺産姫路城マラソンをご紹介します。

2015年に大天守閣が
グランドオープンされたことを記念に
始まったマラソンです。

フルマラソンとファンランの二部で構成されており、
フルマラソンは距離が42.195km、
ファンランが年齢に合わせて
1km、1,5km、2km、5kmです。

参加人数はフルマラソンが6,000人、
ファンランが4000人の計1万人です。

フルマラソンに関しては
この2015年の第一回では3.5倍と
なかなかの倍率となりました。

2016年度も開催されます。
残念ながらすでに申し込み期間は終了したのですが、
開催日の平成28年2月28日に
姫路に行く予定がある方は
応援に参加してみるという楽しみもありますね。

フルマラソンのゴールが
姫路城三の丸広場となっていますので
観光の最中にランナーを迎えてみるのもいいですね。

フルマラソンの画像

いかがでしたでしょうか。
日本の城の中でも姫路城は美しさ日本一
とも言われています。

歴史的にも深く、外観も美しい姫路城、
まだ行ったことがないという方は
是非足を運んでみてはいかがでしょうか。