日中眠気に襲われる経験をしている方は多いのではないでしょうか。
授業中や仕事中など寝てはいけない時に眠気がくると辛いですよね。
車の運転中にも眠気がきて、危険な状況にハッとしてしまう経験を
した方もいると思います。
この眠気の原因は何なのか、また、眠気を覚ます方法は
どのようなものがあるのか、見ていきましょう。
眠気の原因は?
まずは眠気の原因について見てみます。
夜眠たくなってしまうのは当たり前のことですよね。
しかし昼間に眠たくなってしまうのはなぜなのでしょう。
もちろん前日に徹夜などして寝不足の場合は
日中眠たくなってしまうのは仕方ありません。
夜間の睡眠不足が原因の場合は、
自分なりに睡眠時間をとることで解決できます。
ただ、前日しっかり寝たにもかかわらず
眠たくなってしまうのが問題ですよね。
特に眠気が来るのは昼食後が多いと思います。
この昼食後の眠気はお昼食べた物を消化するために
血液が内臓に集中し、脳に送られる血液が減るためです。
血液は酸素も運ぶのですが、脳が酸欠状態になると
頭がボーっとして眠気に襲われてしまいます。
また消化器官が活発化するときは
自律神経である副交感神経が働きます。
この副交感神経はリラックスしている時や
眠っている時に働きます。
そのため昼食後に眠くなってしまうのです。
ではこの昼食後の眠気はどう対処すればよいのでしょうか。
まずは酸欠状態になっている時の方法ですが、
深く深呼吸してみましょう。
やり方は鼻からできるだけ息を吸います。
そしてゆっくりと口から息を吐き出します。
このとき二酸化炭素をできるだけ
たくさん吐くよう意識してください。
この大きく深呼吸する方法を三回ほど繰り返します。
すると酸素が脳に届きスッキリします。
また背伸びができる状態であれば背伸びをしてみましょう。
体を動かすことで眠気が覚めますし、
血流もよくなり酸素が届きやすくなります。
もしあまり体が動かせない状態であれば、
足の指を動かすようにします。
この方法も血流がよくなるのに効果的です。
では副交感神経が働いてしまう時の対処法ですが、
これは昼食をとってしまうと避けられない現象の為、
昼食のとりかたから気を付けてみましょう。
脂質や糖質は消化するのに時間がかかり、
その分眠気は長く続きます。
そのため、午後から眠気をなくしたいという方は
ヘルシーな昼食やスープなどの流動食にしてみましょう。
さらに、咀嚼回数を増やすことはとても重要です。
咀嚼回数が少ないと胃に入る固形物が消化しづらくなります。
できるだけ消化しやすい状態まで良く噛んで
飲み込むようにすると、
消化も早く終わり眠気も長引くことはありません。
他にはカフェインを摂る方法もあります。
カフェインは摂取してから30分後に効き目が出てきます。
授業や仕事が始まる30分前に取り入れてみましょう。
オススメは玉露です。
日本茶の一種なのですが、コーヒーよりも
カフェインの量が約4倍多いです。
もちろんコーヒーや紅茶でもカフェインが
含まれていますので、
お好みで飲んでいただくといいのですが。
どうしても寝たくないというときは
試してみてはいかがでしょうか。
カフェインを摂るときの注意なのですが、
できるだけ温かいものを飲むようにしましょう。
冷たい飲み物は血管を収縮させ、
血流を悪くさせてしまいますので、
効果が減ってしまいます。
また、カフェインを摂るのは日中にしておきましょう。
夕方や夜に飲んでしまうと夜間眠ることができず、
翌日寝不足の状態になってしまい、リズムが崩れてしまいます。
では、次にカフェインを摂っても
眠くなってしまう場合の方法もご紹介します。
顔や手を水で洗ってみましょう。
爽快感で目が覚めます。
また息を限界まで止めてみるという方法もあります。
生命の危機を感じると眠気が飛んでしまいますよ。
もしくはお昼の休憩中に仮眠をとる方法もあります。
最近は会社などで就業前に
仮眠時間をとっているところも増えてきています。
睡眠時間は15分〜40分が一番スッキリする仮眠方法です。
それ以上寝てしまうと深い眠りについてしまうため、
起きるのがつらくなってしまうので注意しましょう。
夜しっかり睡眠時間をとっているにもかかわらず
日中眠くなってしまう方はこれらの方法を試してみましょう。
運転中の眠気を覚ます方法は?音楽やガムは効果的?
では続いて車に乗っている時の眠気について見てみましょう。
運転中は細心の注意を払わなければいけない
という場面でも長い時間運転していると
だんだん眠くなってきてしまいますよね。
先程もありましたが、酸欠状態は眠気をまねきます。
車内は学校や会社などの空間よりも狭く
酸素が薄くなりやすい場所です。
冷房や暖房をつけて窓を閉め切っていると
新鮮な空気が少なくなってしまいますよね。
そのため、もし眠気が着てしまった時は
一度窓を開けて新鮮な空気を
車内に入れてみるようにしましょう。
それに加えて音楽をかけるともっと効果的です。
できるだけアップテンポの曲を選びましょう。
クラシックなどは確かに集中力を上げる効果もあるのですが、
眠気を誘う効果もあるため、
好きであっても極力聞かないほうがオススメです。
車内でかける音楽が歌えるものであれば
声を出して歌ってみましょう。
1人であれば思う存分歌えますよね。
ただ運転に支障が出ては危険ですので、
しっかり運転に集中しておくことを前提とします。
ではガムはどうでしょう。
これも効果的です。顎を動かすことは脳の働きをよくします。
脳がスッキリしていないと、
もちろん眠気がきてしまいますので
脳に刺激を与えることはとても重要です。
ガムの種類は基本的になんでも効果があります。
ただ最近はカフェイン入りのものもありますので、
そちらを選んだほうがより効果的です。
ガムが苦手な方は良く顎を動かせるものであれば
代用できますので、スルメなど硬いものを噛むと良いですね。
このように、運転中に眠気がきてしまった時の
目覚まし方法をご紹介しましたが、
実際眠気がきてしまってからでは危険です。
長距離運転して疲れたなと思った時は
停車できる場所があれば休憩をとるようにしましょう。
そこで仮眠できるのであれば、
すっきりするまで眠ることも大切ですね。
眠気を覚ますツボは?
では最後に眠気に効くツボをご紹介します。
よく目が疲れた時や眠くなると
目頭をつまむ仕草を摂る方もいるのではないでしょうか。
これは眠気を覚ますツボが近くにあるため、
自然とこの行動をとっているものといえます。
ツボは目頭よりも上にあり、
左右の眉毛の先を親指で5秒ほど押してみましょう。
目覚めと目の疲れに効果的なツボです。
また手にもツボがあり、
人差し指よりにある中指の爪の真ん中あたりを
ぐっと押すとかなり眠気に効果的です。
いろいろな方法を試したけれどやっぱり眠たい、
そんな時はツボを押して頑張って眠気を覚ますようにしてみましょう。
いかがでしたでしょうか。
まずは夜間の睡眠時間をしっかりとるようにすることが大切ですね。
それでも日中眠くなってしまうときは
これらの方法の中から自分に合ったものを探してみて試してくださいね。