靖国神社の鳥居のがぞう 

安倍首相が靖国神社に参拝したことで、日中、日韓の関係はさらに悪化するだろう。と言われていましたが、靖国神社を参拝することの問題とはいったい何なのでしょう?また、そんな靖国神社の遊就館や大村益次郎の銅像、初詣についてなど、靖国神社にまつわる話について取り上げていきます!

 

靖国神社を参拝することに関しての問題

そもそも、なぜ靖国神社を参拝することが問題になるのでしょうか?まず、靖国神社がどんな場所なのかを考える必要があります。靖国神社には幕末から第二次世界大戦までの戦争で亡くなった方達が祀られています。日本は第二次世界大戦に負けて連合軍の統治下におかれます。このとき日本の指導者は「A級戦犯」として処刑されてしまいます。

問題となっているのはこのことです。この「A級戦犯」は、戦時中に中国や韓国を侵略した国の指導者という見方を中国や韓国の人々はするわけです。そんな方々が靖国神社には祀られているのです。つまり、そんな神社を参拝するなんて中国、韓国からすれば不愉快なわけです。そういうわけで中国、韓国は靖国神社参拝を痛烈に批判する。ということです。

 

遊就館とゼロ戦

遊就館とは、幕末から太平洋戦争に至るまでの戦没者を祀る靖国神社の施設として、戦没者や軍事関係資料を展示している施設です。日本における最初で最古の軍事博物館となっています。

遊就館には、きれいに復元されたゼロ戦52型が展示してあります。当時としてはかなり機動力が高く敵国からも高い評価を得ていたといいます。ちなみにここに展示してあるのは模型ではなく復元された本物になります。このゼロ戦で戦った人々は「靖国神社で会おう!」と言い残しゼロ戦とともに散って行ったといいます。

 

大村益次郎の銅像

靖国神社には大村益次郎の銅像がありますが、なぜ彼の銅像があるのでしょうか?靖国神社はもともと戊辰戦争で亡くなった軍人を祀るという目的で作られたものだったので、陸軍省が当初管理をしていました。そこで、日本陸軍の創設者の大村益次郎の死を悼んで陸軍省により銅像が作られました。これが靖国神社に大村益次郎の銅像がある理由になります。

ちなみに、靖国神社でも、ほかの社寺と同じように初詣することが可能なんです。なんとなく敷居が高いと思ってしまうかもしれませんが・・・少なくともわたしはちょっと敷居が高いと思ってしまいますね。毎年、新年の行事なども執り行われていますので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。

靖国神社については、いかがだったでしょう?あなたの知らない靖国神社の一面があったのではないでしょうか?