靖国神社とはのイメージ

靖国神社は、東京都千代田区にある神社で、幕末から第二次世界大戦までの戦争などで亡くなった人々がまつられています。首相や閣僚の参拝がたびたび外交問題になるのは、1978年に、いわゆる「A級戦犯」として裁かれた人々も合わせてまつられた(合祀された)ことが大きな理由です。参拝についてはさまざまな立場の意見があります。

この記事では、靖国神社の成り立ち、参拝が問題になる理由、境内にある遊就館や大村益次郎の銅像についてまとめました。

靖国神社の成り立ち

  • 1869年(明治2年)に、戊辰戦争で亡くなった人々をまつるために「東京招魂社」として創建されました。
  • 1879年(明治12年)に「靖国神社」と名前を改めました。
  • 戦前は陸軍省・海軍省が管理していましたが、戦後は一つの宗教法人になっています。

参拝が問題になる理由

第二次世界大戦後の極東国際軍事裁判(東京裁判)で「A級戦犯」とされた人々が、1978年に合祀されました。

  • 中国や韓国などの立場:戦争を指導した人々をまつる神社に、国の指導者が参拝することは、過去の戦争を正当化するものだと受け止め、強く批判しています。
  • 参拝を支持する立場:国のために亡くなった人々を追悼するのは当然で、他国が口を出すことではない、という考え方があります。
  • 国内の議論:政教分離(憲法)との関係や、宗教色のない追悼施設をつくるべきか、といった議論もあります。

元の記事では一方の見方に寄った書き方をしていたので、さまざまな意見があることがわかるように書き直しました。

遊就館とは

遊就館は、靖国神社の境内にある、戦没者や戦争に関する資料を展示する施設です。日本で最も古い軍事博物館とされています。館内には、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の実機を復元したものなどが展示されています。展示の内容や歴史の見方についても、さまざまな評価があります。

大村益次郎の銅像

境内の参道には、大村益次郎の銅像があります。大村益次郎は、日本の近代的な陸軍の基礎をつくった人物で、靖国神社(東京招魂社)の創建にも関わりました。この銅像は、日本で最初につくられた西洋式の銅像といわれています。

参拝や見学について

靖国神社は、ほかの神社と同じように一般の人も参拝や見学ができ、初詣やみたままつり(夏の行事)などの行事も行われています。拝観時間などは公式サイトで確認してください。

まとめ

  • 靖国神社は、戦争などで亡くなった人々をまつる神社。1869年に東京招魂社として創建
  • 参拝が外交問題になるのは、1978年にA級戦犯が合祀されたことが大きな理由
  • 参拝については、さまざまな立場の意見がある
  • 境内には遊就館や、日本初の西洋式銅像とされる大村益次郎像がある

参考:靖国神社 公式サイト/外務省・内閣府などの公開資料