
うがいには、口の中をきれいにする「ぶくぶくうがい」と、のどをすすぐ「がらがらうがい」があります。水でのうがいで、かぜのかかりやすさが減ったという国内の研究があり、特別なうがい薬でなくても、水で十分と考えられています。ただ、うがいだけで口内炎や口臭、むし歯が防げるわけではないので、歯磨きなど、ほかのケアと組み合わせることが大事です。
この記事では、うがいの正しいやり方と、口内炎・口臭・むし歯予防との関係をまとめました。
うがいの正しいやり方
- ぶくぶくうがい:水を口に含み、口を閉じて、ほおを動かしながら口の中をすすいで吐き出します。食べかすなどを先に落とします。
- がらがらうがい:水を口に含み、上を向いて「あー」と声を出すように、15秒くらいのどをすすいで吐き出します。これを2〜3回くり返します。
外から帰ったときに、手洗いとセットにすると習慣にしやすいです。
かぜの予防に効果はある?
国内の研究で、水でうがいをした人は、うがいをしなかった人に比べて、かぜにかかる人が少なかったという結果が報告されています。同じ研究で、うがい薬(ポビドンヨード)を使った場合は、水と比べてはっきりした差は見られませんでした。
ただ、かぜやインフルエンザの予防には、手洗い、換気、十分な睡眠などのほうが大きな役割を持つと考えられています。うがいは、その中の一つと考えるのがいいと思います。
口内炎・口臭・むし歯予防との関係
- 口内炎:うがいで口の中を清潔に保つと、悪化を防ぐのに役立ちます。ただし、2週間以上治らない口内炎や、何度もくり返す場合は、歯科や口腔外科、内科で相談してください。
- 口臭:口臭の主な原因は、舌の汚れ(舌苔)や歯周病、むし歯です。うがいは一時的にすっきりしますが、歯磨き、舌のケア、歯科でのケアが根本的な対策になります。
- むし歯予防:うがいだけでは歯垢は落ちません。フッ素入りの歯みがき剤や、フッ素入りの洗口液を使うと、予防効果が期待できます。
正直、うがい薬を選ぶより、毎日の歯磨きと、帰宅後の手洗い・水うがいを続けるほうが、ずっと効果的だと思います。
うがい薬を使うときの注意
- ヨウ素系のうがい薬は、甲状腺の病気がある人や妊娠中の人は使う前に医師や薬剤師に相談してください。
- 使いすぎると、口の中の常在菌のバランスがくずれることもあります。表示どおりに使ってください。
まとめ
- うがいは、ぶくぶくうがい→がらがらうがいの順に
- 水でのうがいで、かぜのかかりやすさが減ったという研究がある
- 口内炎・口臭・むし歯は、うがいだけでは防げない。歯磨きなどと組み合わせる
- 2週間以上治らない口内炎は受診を
歯磨きの方法は歯磨きの記事、かぜのときの過ごし方は風邪の記事にまとめています。
参考:厚生労働省 e-ヘルスネット/京都大学の水うがいに関する研究(American Journal of Preventive Medicine 掲載)/日本歯科医師会





