禁止マークとたばこ

ニコチン依存症は、たばこのニコチンに体と心が依存して、やめたくてもやめにくくなっている状態で、治療の対象となる病気です。一定の条件を満たせば、禁煙外来で健康保険を使った治療を受けられます。禁煙したあとのイライラや集中できないといった離脱症状は、やめて2〜3日がいちばん強く、多くは2〜4週間ほどで落ち着いてきます。

この記事では、ニコチン依存症とは何か、離脱症状の内容と期間、体への影響、禁煙の方法をまとめました。

ニコチン依存症とは

たばこを吸うと、ニコチンが数秒で脳に届き、気分がよくなったように感じます。これをくり返すうちに、ニコチンが切れるとイライラや落ち着かなさを感じるようになり、またたばこを吸う、というサイクルになります。

医療機関では、質問票(TDS)などで依存の程度を確かめます。

離脱症状の内容と期間

  • イライラ、落ち着かない、不安
  • 集中できない、眠気、または眠れない
  • たばこを吸いたい強い気持ち
  • 食欲が増える

離脱症状は、やめて2〜3日がピークで、その後だんだん弱くなり、多くは2〜4週間ほどで落ち着きます。ただ、「吸いたい気持ち」は、そのあともお酒の席やストレスのときなどに、ふと出てくることがあります。

ニコチン・たばこの体への影響

  • ニコチンは血管を縮めて、心拍数や血圧を上げます。
  • たばこの煙には、がんの原因になる物質が多く含まれています。
  • がん、心筋梗塞、脳卒中、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など、多くの病気のリスクを高めます。
  • 周りの人も、受動喫煙で健康への害を受けます。

禁煙の方法

  • 禁煙外来:医師と相談しながら、禁煙補助薬などを使って禁煙します。一定の条件を満たせば、健康保険が使えます。
  • ニコチンパッチ・ニコチンガム:薬局でも買えます。ニコチンを少しずつ減らして、離脱症状をやわらげます。
  • 禁煙の日を決める:準備をして、決めた日からきっぱりやめるほうが成功しやすいと言われています。
  • 吸いたくなったときの行動を決めておく:水を飲む、深呼吸をする、歩く、歯を磨くなど。
  • たばこ・ライター・灰皿を処分

正直、自分の力だけで禁煙するより、禁煙外来や禁煙補助薬を使うほうが成功しやすいと言われているので、一人でがんばりすぎないことが大事だと思います。

まとめ

  • ニコチン依存症は治療の対象となる病気。禁煙外来で保険診療が受けられる場合がある
  • 離脱症状はやめて2〜3日がピーク、多くは2〜4週間で落ち着く
  • たばこは多くの病気のリスクを高め、周りの人にも害がある
  • 禁煙外来やニコチン製剤を使うと成功しやすい

たばこのメリット・デメリットと禁煙の工夫はたばこの記事にまとめています。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「喫煙」「禁煙支援」/厚生労働省「たばこと健康に関する情報ページ」