最近人気の出てきた竹田城をご存知でしょうか。
日本のマチュピチュと言われるほどの
景色でとても有名になってきています。

この竹田城の見どころと言えば雲海です。
まるで空に浮いているような景色から
天空の城とも言われています。
是非見てみたいですよね。

そこで今回は雲海の見頃な時期や
時間をご紹介します。

アクセスの仕方もご紹介しますので
参考にしてみてくださいね。

そもそも竹田城とはどのようなものなのでしょうか。

ある場所は標高353.7mの山頂。
実はお城と言っても立派な城が
そびえ立っているわけではなく、
廃城となり城跡が残っている状態のものです。

石垣はほぼそのままの状態であり、
日本に現存する山城としては日本最大級です。

城跡は虎が臥せているように見えることから
「虎臥城」とも呼ばれ雲海以外にも
見どころが沢山ありますね。

しかしさらに美しい景色を見るなら
ばやはり雲海があるときに見たいですよね。

竹田城で雲海の見頃な時期・時間は?

時期としては9月から2月末までは
雲海が発生します。

ですがその中でも9月から11月が
一番発生しやすくなっています。

時間は明け方から午前8時ですので、
明け方までに山頂へ到着しておく必要があります。

また時期や時間帯を守って行ったとしても
条件がそろっていなければ
良い状態の雲海は見ることはできません。

その条件とは、湿度が高くよく晴れており、
風が弱いことが必要となります。

さらに朝方と日中の気温差が大きいと
雲海が出やすくなります。

条件を見るとなかなか難しい感じがしますが、
天気予報で朝霧の予報が出ていれば
雲海に遭遇できる可能性が高くなりますので、
そちらも参考にしてみてください。

さて、雲海を見るための条件を
知っていただいた次は、準備ですね。

必ず持って行くと役立つアイテムは
懐中電灯と雨具と防寒具です。

竹田城付近に外灯がなくとても暗いです。
懐中電灯は必須ですね。

また足場が悪かったり両手が使えるほうが
便利だったりするので、
手持ちの懐中電灯よりも
ヘッドライトのほうがオススメです。

また雲海は濃霧と同じなので、
カッパなどの雨具を着用していないと
びしょ濡れになってしまいます。
忘れないようにしましょう。

そして防寒具ですが、
この時期早朝の山頂はかなり冷え込みます。

ニット帽や耳あて、手袋など忘れやすいものを
しっかりチェックしておきましょうね。
張るカイロなども使用するなど万全の状態で望みましょう。

 

アクセスの仕方は?

竹田城は兵庫県朝来市和田山町にあります。

まずは遠方から車で行く場合をご紹介します。

和田山ICで一般道へ下り、
「和田山インター前」信号を左折し
加都交差点を右折すると
左手に竹田城跡の看板がありますので、
そこを左折してください。

電車の場合はJR竹田駅で降りるようにします。
竹田駅には自動改札がないため、
ICOCAなどの電子マネーは使えないので
注意してください。

飛行機の場合は神戸空港からJR三ノ宮駅へ行き
竹田駅で降りるようにします。

また車で行く場合ですが、
山城の郷登城口から先の
一般車両の進入は禁止されています。

進入可能車両は、天空バスや地元のタクシーや
バス会社の車両、城跡関係の車両、救急車両、
その他市が認めたもののみとなっています。
注意しましょう。

 

竹田城の楽しみ方

直接竹田城へ行って
その景色を楽しむ方法もあるのですが、
実は周辺の観光スポットから
竹田城を楽しむという方法もあるのです。

有名な場所は竹田城の東南に位置する
朝来山「立雲峡」からの眺めです。

立雲峡からは雲海に包まれた
竹田城を見ることができます。

天空の城と呼ばれる景色を
見ることができるということです。

立雲峡の駐車場まで車で行き、
そこからは歩いて30分程
軽い登山をする必要があります。

第3第2展望がありますが、
そこは竹田城よりも低い位置にあるので
頑張って第1展望まで登りましょう。
きっと素敵な眺めが待っていますよ。

 


もう一つ竹田城の西側に位置する藤和峠があります。

峠道を登り切ったところに小さいですが駐車場があり、
そこから竹田城を見ることができます。

立雲峡よりも距離が離れているのですが、
山々の中に城郭のシルエットが浮かび
幻想的な景色を楽しむことができます。

どちらへ行く場合でも
やはり早朝から午前8時までに行くと
絶景が見られるようです。

時間をすぎると雲海が薄くなってしまうので
その場に行くのに時間がかかりすぎてしまって
見られなかったという事のないように
早めの出発を心がけましょう。


海外のマチュピチュはなかなかいけないと思うのですが、
国内にこのように素晴らしい景色を
楽しむところがあるのは嬉しいですね。

最近は観光客が増えたことにより、
城内が荒れてしまうということも起こっています。

せっかくの素晴らしい場所ですので
大切に竹田城を楽しむようにしましょう。