ドローンの画像

テレビなどでよく目にするドローンですが、あまり良いニュースでないことが多いですよね。15歳の少年が逮捕されるという事件も起きてしまうほどです。

ドローンは簡単に手に入れることのできる価格なのでしょうか。また最近では規制を必要とする考えも出てきています。かつては無人で宅配サービスができる時代になったという夢のような話で盛り上がったドローンについて、現在の問題も含めて見ていきましょう。

 

ドローンとラジコンの違いは?

まずはドローンとはどういうものなのか、一般的によく知られているラジコンとの違いを見ながら確認してみましょう。そもそもドローンとは軍事用に開発された無人偵察機のことでした。

それが現在では小型化し、商業用や民間用に利用されるようになりました。GPS機能も搭載され、人が操縦する必要がなくコンピューター制御で自動自律飛行が可能となっています。

この自動飛行が可能な部分がラジコンとの大きな違いと言えます。ラジコンはドローンと同様に小型で飛行するものですが自律飛行はできませんよね。

目の届く範囲で動かすラジコンに比べドローンは目の届かないところでも飛行することができます。カメラも搭載することができ空中からの景色を楽しむこともできます。

ドローンのこの自律飛行により商業用としてはAmazonやドミノピザで無人で商品を宅配するというサービスが可能になりました。

人によって運ぶよりも正確かつ迅速に商品が届けられるという点でとても効率的な方法といえます。また民間用では空撮ができる楽しみとして趣味を堪能できるということも人々に喜ばれるものとなっています。

しかしながら、ドローンはメリットばかりではありません。ドローンの普及によりいくつか問題もあがっています。続いて問題点を見てみましょう。

ドローンの問題点は?

目の届かない遠くまで自律飛行させることのできるドローンですが、これは少しでも飛行が乱れると人の手では危険を回避することができないと言えます。

普及が喜ばれた矢先に起こった事件と言えば、アメリカでのホワイトハウスでのドローン落下事件、次いで日本の首相官邸への落下事件など国の主要場所にドローンを飛ばすというものがありましたね。

けが人や建物の破損など何か特別に危険な事が起こったわけではありませんが、小型カメラの搭載やプラスチック容器の搭載が確認されました。

小型カメラでの盗撮、場合によっては容器に危険な物質を入れる可能性もあり、テロの要素も十分あり得るという事となります。

また、15歳の少年がこのドローンの使用によって逮捕されたという事件も衝撃的ですね。この15歳の少年は有名な動画配信サイトの利用者でノエルと名乗っています。逮捕されるまでも何度が厳重注意を受けています。

国会議事堂付近で飛行させようとした時や千代田区清水谷公園で飛行させようとしたときです。それにも関わらず、この少年はその後三社祭りでドローンを飛ばすことをほのめかし実際に持ち込み飛ばそうとしました。

三社祭りの主催者は、ドローン禁止の張り紙や警察による警備を強化するなどの対策を必要としたことから威力業務妨害の疑いで逮捕されることとなりました。

15歳の少年からするとちょっとした悪ふざけなのかもしれません。しかし、ドローンの落下によるけが人が出てしまっては悪ふざけではおさまりませんよね。

とても便利なものではあるのですが、このように危険を省みず遊び半分で利用する方も少なくはないのでしょうか。

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ドローンの価格や規定について

さて、このように事件が多発しているドローンですが、15歳の少年のように未成年でも簡単に手に入れることができる価格なのでしょうか。実は安価なものですと1万円程で購入することができます。

もちろん30万円を超える高価なものもあるのですが、1万円から手に入れられるとしたら比較的購入しやすいものですよね。カメラなども自分で取り付けることができればさほど高価なものを買う必要はなくなってきます。

そのため多くの方が購入できるということです。そこで重要になってくるのが規制ですね。現在は免許も必要ありません。規制を設けず、正しい使用法を学ぶ場もなければ先程あったような事件が起こることは避けることはできないのではないのでしょうか。

ただドローンが危険視されるようになってからは多くの公園で飛行禁止の規制を設けるようになってきました。また購入者は身分の登録を必要とするようになってきています。

まだまだドローンに対する規制は進行途中ではありますが、自律飛行という可能性を秘めたドローンを有効活用できるためにも利用者は正しく使っていく必要がありますね。

いかがでしたでしょうか。この先ドローンが商業用としても民間用としても危険のない便利なものとなることを期待したいですね。閲覧ありがとうございました。