脱水症状の画像

これから夏本番に近づくにつれて楽しいことも増えてきますが、心配なのは熱中症や脱水症状ですね。皆さん気をつける必要がありますが、その対処方法についてはご存知ですか?

特に、お子さんや自分では体調を伝えにくいお年を召された高齢者の方が近くにおられるかたは心配ではないでしょうか?

ぜひ皆さんに知っておいて欲しい症状の事例や、そいう場合どうしたら良いのか等を少し伝えたいと思いますので、頭の片隅にいれておいて欲しいと思います。

 

 脱水症状の症状とは??

脱水症状と聞くと皆さんは水分が足りないと考えますね。もちろんそれは間違いではありません。しかし、脱水症状は水分だけでなく体の中のナトリウムの減少によっても引きこされることがあります。

脱水症状は大きくわけて以下の3つに分類されます。

〇低張性脱水・・・体の中にあるナトリウムが少なくなって起きる。水分のみを摂取し続けると起きてしまいます。放っておくと倦怠感や眠気がみられ、 手足は冷たく脈拍が弱くなる。

〇等張性脱水・・・水分とナトリウムがほぼ同じ量で減少している。両方をしっかりと取らないと低張性脱水に変化する。

〇高張性脱水・・・水分の多くが失われている状況。症状としては、発熱と著しい口渇感を伴い、口が乾燥する。但し、意識は正常にあり手足は冷たくならず、脈拍もしっかりと触れる。

上記のように、単に脱水症状だと思って水分だけを摂取していてはいけないし、自分ではどれの症状にいるのかがわかりにくく、判断を間違えると単なる脱水症状から危険な状態となることがあります。

よくニュースで脱水症状による死亡等では、このあたりの内容を把握している人が周囲におらず取り返しのつかないことになることが多々あります。ですので、全員がきちんと内容を知っていてほしいと私は思います。

 

脱水症状の対処法とは??

脱水症状②の画像

先ほど脱水症状の症状を細かく説明致しましたが、どのような対処方法が適切なのかという事を説明致します。

脱水症状のケースを正直どのケースに当てはまるかを、その場で素人が判断するのは非常に難しいです。なので、万が一脱水症状の方が周囲でおられる場合はしっかりと水分とナトリウムの補給をしましょう。

水分の補給に関してはしやすいので比較的にできるでしょうがナトリウムの補給は事前の準備がないと出来ないのでスポーツ等をする際は必ずナトリウムのとれるものを持っていきましょう。

薬局等で売っている経口補水液が一番ベストであるが、身近なものでポカリスエット等のスポーツ飲料も適切です。スポーツ飲料については、糖質が多いので、日頃から摂取するとあまり良くないです。

また、スポーツ飲料などを摂取しても状況が良くならない場合は速やかに救急車を呼びましょう。甘く見ていると取り返しのつかないことになります。

日本の部活などでは、やはり未だに水分を取ることを嫌う責任者のかたもおられますが、これは逆効果です。日本人は元来物事を我慢する傾向にあります。過労死などが多いのもそのせいでしょう。

なので必ず周りが気をつけてあげないとこどものころではなかなか自分から言えない子どもさんもおられることを意識しておいてあげて欲しいと思います。

 

子どもに多い原因は!?

幼稚園に通うくらいのお子さん以下のお子さんではなかなか自分から体調の悪さを訴えることができません。なので、親や周囲の方々がしっかりと見てあげる必要性があります。

特に近年では、無認可保育園が多くなっていますが、無認可だから放っておいていいわけでありませんが、認可保育園よりも働く人の環境も厳しくなっているので、できれば認可保育園に入れてあげてください。

話がそれましたが、子供の症状にはある程度のサインがあります。急に笑わなくなった、泣いているのに涙が出ていない等細かなことになりますがそれが脱水症状のサインです。

外出先ではぐずりやすい子もおられるのでわかりにくいでしょうが、必ず細かなことまでしっかりと見てあげてください。また痙攣や意識の混濁等があれば重症ですので、すぐに病院にいってください。

 

高齢者の方も注意が必要です!!

近年は自宅で介護をされるかたも多くなってきています。特に老老介護という形も多くどちらも注意が散漫になってしまうことが多いです。認知症になっている方の介護だと。こどもと同様で自分では体調の悪さをアピールできません。

なので周囲の方が気づいて上げなければなりません。特に高齢者だとこども以上にわかりにくいケースが多いです。なぜならこどもは体調が悪いとぐずりますが高齢者はぐずりません。なので判断が難しいです。

判断の基準としては脈拍が妙に早い、肌の光沢がない等があります。正直非常にわかりにくいです。なので、日頃からしんどいとは思いますが、よく会話してコミュニケーションを取っておくことが大事になってきます。

これらのことに注意しておかしいなと思ったらすぐに病院や救急車を呼ぶようにしましょう。