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この記事では、風邪に関する
様々なことを取り上げていきます。

具体的には、
風邪の時の食べ物やお酒は
飲んでいいのかということ、
お風呂でうつるのかということ、

花粉症との違いなどについて
触れていきたいと思います。

去年の春先、
風邪を引いてしまいました。

くしゃみがやたら出るわ、
鼻水は出るわで、

「ひょっとしたら、去年まで大丈夫だったけど、
花粉症発症したのかも…?」

と不安になりましたが、

その後、激しい喉の痛みと頭痛、
発熱の症状が出て、
花粉症ではなく
風邪だったと分かったのですが…。

喉の痛みがひどくて、
飲み物を飲み込むのも一苦労。

このままでは、
ものが食べられない…と、
風邪によい食べ物をいろいろ試してみて、
なんとか栄養をとり、回復に至りました。

今回は、風邪を引いたときによい食べ物や、
花粉症との違い、2014年に流行した
症状などをご紹介します。

風邪に最適な食材とメニュー

風邪を引いてしまったら、
回復のためにまず大切なのは

「安静・保温・栄養補給」です。

まずは安静にしてゆっくり体を安め、
水分補給を行いましょう。

症状別に、風邪よい食材を紹介します。

レンコン、梨など
…レンコンは喉の粘膜を潤し、
梨は咳をしずめるはたらきがあります。

☆おすすめメニュー レンコンの絞り汁

よく洗って皮ごとすりおろします。

しぼった物をガーゼやキッチンペーパーで漉して、
絞り汁100ccくらいを熱湯で薄め、
蜂蜜を加えて飲みましょう。

生姜のすりおろしを加えてもよいです。

 

大根

…ジアスターゼなどの
消化酵素が豊富に含まれるので、
消化促進だけでなく、
咳をおさえ、痰を出しやすくしてくれます。

☆おすすめメニュー 大根あめ

1センチ角に切った大根に蜂蜜をかけて
2、3時間ほど置くと
大根のエキスがでるので、
スプーン一杯を一日に何回か飲みます。
喉の痛みをやわらげてくれます。

 

生姜

…からだをあたためる作用があり、
積極的に摂りたい食材です。

引き始めは、生姜湯や、
紅茶におろして入れて
蜂蜜を加えた生姜紅茶をとるとよいです。

 

ねぎ

…からだをあたため、
辛みや香りの成分である
硫化アリルに発汗作用があります。

☆おすすめメニュー 神仙粥

風邪によい「ねぎ」と「生姜」を使ったメニューです。

それぞれ適量を細かく刻み、
20分ほど炊いてお粥を作ります。

塩を少々加え、少し酢をかけて食べます。

体があたたまってすごく汗が出ます。

これを食べて水分をとり、
厚着して寝て、
こまめに着替えるようにすると、
翌朝はかなり楽になっています。

 

お酒は飲んでもいいの?

風邪を引いたときは、
卵酒を飲んでからだをあたためて
寝れば治るという民間療法もあります。

確かに、栄養のある卵と、
体温を上げるお酒は、風邪に効きそうです。

ところが、アルコールは
炎症をより悪化させる作用があるそう。

風邪で鼻や喉に炎症が起きているなら、
それを助長することにもなります。

また、アルコールの分解のために
肝臓が使われます。

病気の回復のために肝機能の
解毒作用は重要です。

風邪薬が効かなくなったり、
逆に効きすぎたりということが
起きるようです。

つまり、風邪を引いたときは、
お酒はダメ!ということですね。

お風呂でうつるの?

風邪は、空気感染か飛沫感染がほとんどで、
お風呂で移ることは
基本的にほとんどないといわれているようです。

ウイルスは乾燥しているところを好むため、
お風呂の湿度は感染しにくい状況にあると考えられます。

それよりも、

風邪を引いた人が触れた桶、蛇口、ドアノブ、タオル
などからうつる可能性はあります。

温泉や銭湯など、
多くの人が利用する場所では、
帰宅後にしっかり
手洗い・うがいをするようにしましょう!

花粉症との違いは?

花粉症の症状って、
けっこう風邪の症状と似ていますよね。

花粉症の季節でなければ、
「風邪引いちゃったかな?」で済みますが、
春先のシーズンだと、
とても紛らわしいものです。

それぞれ、特有の症状から見ていきましょう。

 

【花粉症で起きる症状…目のかゆみ】

風邪の症状にあまり見られないのが、
目のかゆみです。

花粉が目の粘膜に付着するために
起きる症状です。

花粉を落とすために涙が出たり、
強いかゆみが起きたりします。

 

【風邪で起きる症状…頭痛、発熱、喉の痛み】

花粉症では、頭痛や発熱、
喉の痛みといった症状はあまり見られません。

次に、両者ともに共通する症状について見ていきます。

 

【花粉症の鼻水】

・水のようにサラサラしていて、無職透明

・量が少ないが、長い期間に渡って出る

・勝手に鼻水が出てきてしまう

 

【風邪の鼻水】

・粘り気があり、黄色い

・ウイルスがたまった段階で鼻水が出る

・鼻水にウイルスが含まれている

 

以上の症状の違いで、
ある程度見分けることができます。

ただし、花粉症の症状で粘膜が弱っていて、
風邪を引いてしまうこともあるようですので、
症状のひどい場合、

早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。

2014年の流行症状は?

今年流行している風邪の特徴は、
このような症状があらわれるといわれています。

・痰がからむ

・咳が何日も続く(治った後も空咳が続く)

・治りかけたと思ったらぶり返す

・熱はすぐおさまる傾向がある

 

風邪の感染経路は、主に

空気感染(空気中に漂うウイルスを吸い込むことによって感染する)

飛沫感染(くしゃみや咳によって放たれたウイルスによって感染する)

接触感染(保菌者に接触することにより感染する)

といわれています。

 

保菌者がくしゃみや咳をした際に
放たれたウイルスは、
換気をしていない室内では、
2、3時間空気中を漂うそうです。

今年の流行症状の、
つらい症状がおさまった後も
空咳が続くという状態は、

まさに空気感染、飛沫感染を
招きやすい状況といえますね。

つらい風邪にかかってしまう前に、
手洗い、うがいはこまめに、
しっかりとして、予防に努めましょう!

かかってしまったら…
安静・保湿・栄養補給を十分と行い、
熱が下がったといっても、
完全に治るまで油断しないようにしましょうね。