同性婚の画像

同性婚は、なぜこんなにも反対されるのでしょうか?
また、日本やアメリカで同性婚の現状はどうなっているのでしょうか?

今回はこの事について取り上げていきたいと思います。

つい先日、渋谷区で同性のパートナーに対する
新しい条例が出来たのを御存知ですか?

同性のパートナー同志に事実上の結婚と
同じような意味を持つ証明書を発行する事を決め物議を醸しています。

 

日本での同性婚の現状は?

現在、日本の法律では「結婚」は男女間で
執り行われるものとされています。

日本国憲法第24条にも結婚は
「両性の合意」によるものとされています。

また他の家族や社会保障に関する法律を見ても
「夫」と「妻」、「父」と「母」のように
両性であることを明記しています。

更には婚姻届には「夫になる人」の欄には
戸籍上「男」の人しか記入できず、
「妻になる人」の欄には戸籍上「女」の人しか記入できません。

更に、性同一性障害法においても
性別の変更を行うときの条件として
「現に婚姻をしていないこと」というものがあります。

これは結婚したままで戸籍の性別変更をすると、
同性同士の結婚になってしまうのを防ぐためです。

それに伴い役所なども婚姻は両性間であるとしている所が多いようです。
しかし、最近では同性婚を認めてほしいとする人が増えてきているようです。

 

どうして反対されるの?

子どもによく「どうして男と男は結婚できないの?」と聞かれます。
そのたびに「赤ちゃんが産めないからだよ。」と言っています。

しかし、今は結婚しても子どもを産まない夫婦も結構いますから
この理由はナンセンスなのかもしれません。

では、他にはどんな反対理由があるのでしょうか?
まずは同性婚を認め、その夫婦が子どもを持つとします。

その同性の両親の下で子どもが育つと、
教育上良くない影響が出るのではと考える人もいるようです。

つまり、両親が同性婚であるということで差別や偏見の
対象になるのではないかと危惧する人がいるようです。
他にもバチカン市国などでは同性愛は不道徳であるという考えがあります。

同性婚2の画像

結婚は性別関係なく、両者が幸せであってまわりに迷惑をかけないのであれば、
それはそれで祝福するべきだと個人的には思いますが・・・

やはり日本はアメリカよりも遅れていると言わざるを得ません。

 

アメリカではどうなっているの?

オランダやベルギーなどの国ではすでに同性婚を認めています。
では、多人種で有名なアメリカではどうなっているのでしょうか?
皆さん、聞かれたこともあるかと思います。

アメリカはその州によって様々な法律が違うのです。
例えば死刑制度などについても違います。
これと同じように同性婚についても州によって認めている所もあるのです。

現在はアメリカで同性婚を認めているのは35州あります。
アメリカには全部で50州あるのでとても多い印象を与えますね。

アメリカでは同性愛については、
どちらかというと肯定的な意見を持つ人が多いです。
その割合は60%を超えるほどだと言われています。

そのため、まだ認めていない15の州でも
同性婚についての論議が交わされており、
まだまだ増える見込みです。

 

趣味嗜好は個人の自由ですので同性愛について
他人が口を挟むことではないのかもしれません。

今まで日本では婚姻関係を結ぼうとしても出来ず、
養子縁組という形を取っていた同性愛者の方には
今回の渋谷区の条例はとても先進的なものだったかもしれません。

同性婚というだけで偏見や差別のないようにしていくには
社会の保障などを平等にしてから始めないといけないのかもしれませんね。